こんにちは!新宮町・古賀市からもアクセス◎の福岡東区和白パーソナルトレーニング&コンディショニングジム、STEP代表の松永です☆
前回のブログでは、人工甘味料の摂取により何故肥るのかという事を科学的な根拠を基にお伝えしました☆これまでカロリーOFF、糖質OFFだから大丈夫だと思っていた方は、まさかの真実だったのではないでしょうか⁈
そして本日は、さらに踏み込んだ内容として、「人工甘味料の種類と人体への影響」についてお伝えしていきます☆前回の内容、「人工甘味料で肥る科学的な理由」をまだ読んでないという方は、こちらの方も是非お読み下さい(^ ^)
人工甘味料とは?
人工甘味料は、化学的に合成されて作られた甘味料で糖アルコールと合成甘味料が該当し、カロリーを抑えた砂糖の代替甘味料として使用されている物です。
人工甘味料の種類
現在日本で使用許可が出ている人工甘味料は、サッカリン、アスパルテーム、アセスルファムK(カリウム)、スクラロース、ネオテーム、アドバンテームの6種類になります。そして、これらの物にはそれぞれ違った特徴があります。
サッカリン
サッカリンは砂糖の500倍の甘さがあり、濃度が薄くなっても甘みが残ります。人工甘味料の中では最も古いと言われており、第一次世界大戦で砂糖が不足した時に代替品として世界に知られるようになりました。今では他の人工甘味料が主流となっているため使用される頻度は少なくなっていますが、歯磨き粉にはサッカリンが含まれていることが多いです。
アスパルテーム
アスパルテームは、アミノ酸の一種であるアスパラギン酸とフェニルアラニンから構成されています。カロリーは砂糖と同じ1gあたり4キロカロリーですが、砂糖の200倍もの甘さがあるという特徴があります。そのため、ダイエット食品や清涼飲料水、お菓子などに多く使われています。また、体に入った直後に吸収・分解されフェニルアラニンになります。すると、急速に血中のフェニルアラニン濃度が上昇し、セロトニンなどの脳内伝達物質の分泌が阻害されることがわかっています。
アセスルファムK
アセスルファムKもアスパルテーム同様に砂糖の200倍の甘さがある人工甘味料です。アセスルファムKは人間の身体で利用されない物質であり、体内に取り込まれません。そのため、アセスルファムKは0キロカロリーであり、ダイエット食品等にも含まれています。
スクラロース
スクラロースは砂糖の600倍もの甘さがある人工甘味料です。水に溶けやすいという特徴があります。また、虫歯菌のエサにならない非う蝕性でもあります。さらに、スクラロースのような人工甘味料は体内で消化吸収されないので小腸の壁を傷つけたり、善玉菌を減らしてしまいます。腸内環境が悪化することで免疫力が落ちてしまうことがあります。
ネオテーム、アドバンテーム
最近では、ネオテーム、アドバンテームなど砂糖の1万倍以上の甘さがある人工甘味料も登場しています。これらの人工甘味料は、より砂糖の甘味に近づけるため、単体ではなく複数を併用して使われます。苦みが少ない、甘みの持続が長い、熱に安定している、水に溶けやすいなどそれぞれの特徴を生かして清涼飲料水や菓子類など様々な食品に広く利用されています。
人体への影響
この様にみていくと、人工甘味料が砂糖と比べるとどれだけ甘い物なのか分かりますよね… 糖質は含まれませんが、体に良さそうだと感じる方はいらっしゃらないのではないでしょうか(^_^;)
ここからは、人体にどの様な影響があるのかお伝えしていきます☆
腸内がアルカリ性に…
人工甘味料の種類によっては、腸内のpHが上がりアルカリ性に傾くこともあります。腸内環境がアルカリ性であると、栄養素の吸収が落ちてしまいます。お通じの色が濃い茶色〜黒色の人は腸内がアルカリ性の可能性がありますので注意が必要です。
代謝異常を引き起こす
人工甘味料とショ糖を食べた時の血糖値やインスリン感受性を調べたところ、人工甘味料を食べた時の方がショ糖を食べた時よりインスリンの感受性が23%減り、血糖値のピークが高くなってしまったという報告があります。これは、糖分の取りすぎによる血糖値の異常ではなく、人工甘味料が糖代謝に何らかの悪影響を及ぼすものと考えられています。
その他のリスク
ヒトと動物の両方の実験結果から、人工甘味料を長く摂取していると体重増加と関連することがわかっています。一方、人工甘味料を使ったから体重が減った、という研究結果はほとんど存在しません。さらに、人工甘味料の使用はメタボリックシンドローム、糖尿病、高血圧、心疾患のリスクを高めると報告されています。
人工甘味料の1日の摂取許容量は?
厚生労働省では人工甘味料の安全性を調べ、有害が認められなかった最大投与量(無毒性量)を公開しています。さらに、最大投与量の100分の1の量を一日の摂取許容量としています。また各食品に使える使用基準もそれぞれ定めています。
人工甘味料の一日摂取許容量(ADI)
人工甘味料の種類 | 一日摂取許容量(mg/kg体重/日) |
サッカリン | 1.5 |
アスパルテーム | 40 |
アセスルファムK | 1.5 |
スクラロース | 1.5 |
ネオテーム | 1 |
アドバンテーム | 5 |
参考:国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部第三室 食品添加物ADI関連情報
まとめ
前回に続き今回も人工甘味料に関する記事をあげましたが、健康の為と思って活用されていた方は衝撃の事実だったのではないでしょうか?どうしても甘い物が欲しいという場合は、天然の食材であるラカント、ハチミツやメープルシロップの純度100%の物、てんさい糖など使用される事をお勧めします☆
折角ダイエットをはじめても、正しい知識がないと健康的に痩せる事はできません。当たり前に口にしている物など、一度箸を止めてご自身で調べてみるのもいいかも知れません☆